【 セルバンテスの夢 】
「セルバンテス様っ」
焦っているのが可愛くて、何度もキスをおくる。
そのうちおとなしくなってしまったから、怒ってしまったのかと少し焦った。
でも、顔を覗き込んだら、泣きそうになって顔を真っ赤にしていて。
言うに言えなくてもじもじしているのが、可愛くて仕方が無い。
「ね、教えて」
どうして欲しいの?
どんなえっちなお願いも聞いてあげるよ?
誘惑すると、こくんと唾を呑むのが聞こえた。
戦慄く唇は一度は閉ざされたが、我慢できずに言葉を紡ぐ。
「お浣腸、して、ください・・・・・」
半泣きでお願いする内容は、可愛い顔でとんでもなく変態的だ。
にこりと笑って、首を傾げる。
「いいよ、何が良い?」
「ぎゅ、ぎゅう、にゅう・・・・・・」
「お浣腸して出すとこ見てていい?」
矢継ぎ早にはやや緩い問い詰め。
イワンは頬を真っ赤にして目を潤ませた。
「み、見て欲しい、です・・・・・でもっ・・・・」
言い淀み悩むのを急かさず待つと、観念して呟いた。
「お浣腸したまま、おちんちんを舐めさせてください・・・・・」
「入れたら駄目?」
残念そうに言ってみれば、イワンが首を振る。
「我慢できなくなったら、おちんちんで栓をして、苛めてください・・・・・」
一種異様な要求だ。
それは最早拷問に近い性交と言えよう。
激しい腹痛に絶叫するイワンも嫌ではないから、構わないが。
可哀想でも、彼が望むなら。
拷問の引き時は弁えているから大丈夫だ。
「じゃあ、牛乳取ってくるからね」
戻ってきた時、イワンはすっかり服を脱いでセルバンテスを待っていた。
帰ってきたのに気付くと、恥ずかしくも嬉しげに這ってお尻を上げて見せる。
可愛い窄みが、ピンク色になってひくひくしていた。
少し指で揉んでから、浣腸器の細い先端を差し入れていく。
「ぁ・・・・・・ん・・・・・っ」
ぢゅるぢゅると注入していくと、白い尻が薄桃に色づいてくる。
しっとりとした汗の匂いが何とも心地よい。
600cc全て注入し、そっと引き抜く。
イワンは零さないように力を入れていて気付かなかったようだ。
ぴんくの窄みが膨らんでひくついているのを目で楽しみながら、服を脱いだ。
僅かに褐色の色が混じる、美しい男の身体。
「イワン君、気持ちが良いかい?」
「ぁ・・・・は、ぃ、きもちぃ、で、す・・・・・・」
早い呼吸の合間に答えるのに笑み、ゆっくりと目で愛でていく。
汗ばんだ体は強張って緊張し、薄く汗ばんだ芳しい香りを放っている。
尻や背、指が震えて、我慢しているのが分かる。
おなかの辺りからは、何とも可愛い音がしていた。
脇腹に耳を当て、聞いてみる。
「ああ、良い音がしているねぇ・・・・・」
「ん・・・・・・」
セルバンテスの言葉に嬉しそうに頬笑む頬を、汗が伝っていく。
熱い吐息を吐き、イワンは腹痛に耐えていた。
男根を差し出され、必死にしゃぶりつく。
初めの頃は、セルバンテスが理解できなかった。
もしや主と仲違いした腹いせかとも思った。
セルバンテスはすっかりイワンに夢中になっていて、彼が余りの仕打ちに愛を信じられなくなっているのにも、愛自体を疑われている事にも、暫く気付かなかった。
もう嫌だと泣いた彼に初めて気づき、本当に好きだと信じて貰うのに3カ月。
子供の仕置きから拷問まで使う『浣腸』という行為にすっかり疑心暗鬼だったイワンに何度も愛を請うた。
そして、暫くは普通のセックスを。
でもある日、イワンはセルバンテスに浣腸を強請った。
それは、好きだと言うのが信じられたから。
そして、彼が浣腸を含んだセックスを楽しいと感じると知ったから。
イワンもセルバンテスの事が好きだから、好きな行為を我慢させて合わせさせるべきでないと思ったのだと言っていた。
我慢させれば、いずれは破綻が来る。
そんなのは嫌だ、ずっと一緒にいたい。
恥ずかしいのも、苦しいのも我慢するから。
そこまで想ってもらって行為を強いるのもかなり格好が付かないが、甘えさせてもらって。
そのうちに、イワンの身体は変な癖が付いてしまって。
だから、二人で可笑しな遊びに興じている。
盟友は絶対理解できないという顔をしたが、構わない。
自分的には排泄物だって見たいくらいだが、イワンはお通じが良いので見た事が無い。
とても残念だが、まあそのうちに。
イワンに視線を戻すと、フェラチオをしている顔が薄らと白んでいた。
我慢できない?と聞くと、小さく頷く。
だから、御要望通りに。
腰を引いて、軽く扱いて。
緊張にひくつき適度に和らいだ蕾に。
硬く反った、癖のある形の物を押し当てる。
そして、噴き出す寸前で先を通した。
「あぁぁっ、や、やぁ、っあ、くる、し・・・・・!」
もがく身体を押さえつけ、沈めていく。
流石に隙間から噴いたが、僅かなものだ。
到底楽になりはしないし、奥まで押し込まれていく牛乳と閉まらなくなった後孔で苦痛は格段に増す。
「ぅぁあぅ、あ、あぅあ、あ・・・・・・」
逃げを打ち前に進む身体を捕獲し、引き寄せながら腰を突きだす。
填まり込んでいく男根に、血を吐くような絶叫が迸った。
それを咎めたりはせずに、泣き叫び許しを請う恋人の後孔を犯す。
泣くたび締まる孔を軽くリズムを取って突いていると、絡みが激しくなってくる。
中で出してから、殊更ゆっくり引き抜いた。
「ぁうぁぁぁっ」
ぱちゃぱちゃとシーツに噴き零れる牛乳。
矢張り純白のままで残念だ。
が、時折混じる自分の精液の塊は目に楽しい。
排出の悦楽に勢いの良い射精を行う可愛い恋人。
我慢できずに小水まで漏らす姿は圧巻だ。
下半身を色々な液体にまみれさせてぐったりする恋人に軽くキスをして、セルバンテスは優しく笑った。
「頑張ったね・・・・有難う」
【 樊瑞の夢 】
「えっ・・・・・ぅわっ!!」
声を掛けられて振り返ったイワンは、思わず声を上げた。
園服から出ている手脚は伸びやかで、大人。
だが、今日は努めている園の行事の関係で、園児と同じデザインの物を着ている。
ポンチョの様な、薄水色の園服。
今居るのは、園の体育倉庫。
片づけをしている今、時刻は夕方遅く。
そして、目の前には。
完全無欠の変質者。
全裸ならまだいい。
恐らく40くらいのおっさんが。
ブルマで、仁王立ち。
薄暗い体育倉庫の中でも分かるのは、ブルマを突き破りそうな勢いで勃起していて、汁が滲んでいるという事。
余りに恐ろしい光景だ、世界の終わりでもこんなに怖くは無いだろう。
思わず後ずさるが、変質者はにじり寄ってくる。
そして、奥側に追い込まれ、鍵をかけられた。
明り取りの窓には鉄格子がはまっているし、隠れる場所もない。
上半身の体操服は盛り上がる筋肉で引かれて歪み、ゼッケンの『樊瑞』の文字が可哀想な事になっていた。
男がおもむろにブルマを脱ぎ捨てる。
全裸の方がまだ異常性が少ないと安堵したが、それは間違いだった。
上半身は、そのまま。
変質者が露出狂にジョブチェンジしただけだ。
その上、見せているだけなのに何を興奮するのか、汁がぼたぼた垂れている。
そう大きくない体育倉庫に充満する、男の汁の臭い。
息が詰まりそうなそれに口呼吸に切り替えるが、発生源をなんとかしない事にはどうにもならない。
睨みつけて威嚇するが、男はにやっと笑うばかり。
にじり寄ってくるから、じりじりと後退していたが、気づいた時には遅かった。
背に当たるのは、壁。
振り返った瞬間、距離を詰められる。
肩を掴まれ、睨みつける。
「っこの・・・・・・」
「反抗すると酷くするぞ」
「知りませんっ!第一私は男です!」
喚くイワンに、樊瑞は何とも気分が高揚していた。
可愛い園服で睨んでくる可愛い生き物。
とっておきのブルマを生装備して来て本当に良かった。
園服を破かぬように引き倒し、運動用のマットの上に組み敷く。
まずは、この園服だ。
男の刺激臭を放つ先走りをこすりつけ、穢す。
幼女には可哀想で出来ないが、彼は成人男性、問題ない。
甘酸っぱい変な匂いをたっぷりしみ込ませたら、それを丁寧に脱がせてやる。
睨んでくる顔に微笑み、畳んだそれで顔を拭いてやった。
拭くと言うと語弊があろうか、汁をなすり付けているのだから。
直にされた方がまだましの屈辱。
身体中を拭きあげて汁をこすりつけて、一段落。
自分の汁まみれで、同じ匂いのする身体。
ああ、何とも興奮する。
さて、次はどうするか。
ちょっと考え、生装備で矢張り汁まみれのブルマを取る。
イワンの目が驚愕に見開かれた。
「やめっ・・・・・!」
視界が暗転する。
さっきの行為がどれだけ優しかったか分かった。
窒息するほどの無理強いですらない。
ブルマを被らされるなんて。
余りの屈辱に泣き叫んで嫌がると、取って貰えた。
だが、今度は顎を掴まれ口を開けさせられ、目の前で。
とんでもない握力で絞られていく、ブルマ。
どろりと滲んで垂れたものが、視界から消え。
口の中に広がる甘酸っぱい男の味。
吐きそうになって首を振るが、顎を掴まれ飲まされた。
えづくが、胃が緊張して胃液を吐く事も出来ない。
泣きながら咳き込むと、頭を押さえられて顔中に男根をこすりつけられた。
泣きじゃくりながら首を振るが、許してもらえない。
顔も身体も変な匂いの汁に塗れさせられ、顔は涙でぐしゃぐしゃ。
それに満足げに頷き、樊瑞はイワンの脚を開かせた。
イワンはこれ以上恐ろしい事をされるのが怖くて、ガタガタ震えておとなしくしている。
急に可哀想になって、顔を覗き込んだ。
「その・・・・・な」
娘が、世話になっている。
イワンの目が緩慢に瞬いた。
「さ、参観の時に、おぬしを見て、その・・・・・・」
恋して、しまってな。
だが、どうも儂は不器用で・・・・・・。
もごもご言っていると、イワンが手を伸ばしてくる。
頬をぎりっとつねられた。
優しい目が、今や三角だ。
「まさか、サニー様にっ」
「し、しておらん!幼女は愛でるものであって凌辱するものではない!」
見るからに安堵し、イワンは手足を放り出した。
「なら、好きになさい」
「う・・・・・・・」
「その代わり、責任は取ってくださいね」
最低一ヵ月は、私と恋人ごっこをしてもらいます。
そうでなければ、私が可哀想過ぎますから。
拗ねてしまっている人の言いたい事に、漸く気付いた。
「わ、儂で良いのか?」
「いいですよ」
あっさり言われて拍子抜けする。
「私、レイプ願望があるんです」
するんじゃなく、される方の。
・・・・ねえ、樊瑞様。
「どうやって、凌辱してくださいますか・・・・?」
妖しい流し目に唾を呑み、身体にむしゃぶりつく。
自分の味がしたって関係ない、この身体を凌辱するのが先だ。
上手くしないと、この可愛いひとが逃げて行ってしまう。
脚を抱えて、押し当てる。
イワンが不安げな顔をするが、一瞬よぎった不敵な笑み。
演技も洗練された、可愛い変態さん。
腰を押しつければ、柔らかい肉孔が開いて包んでくれる。
腰を使えば悲痛に鳴くが、身体の反応ははしたないものだ。
びちょびちょに蜜を零して、今にもイってしまいそうな雄。
根元を掴んで犯せば、歓喜の悲鳴を上げて泣き叫ぶ。
何度も何度も犯して、ごっこ遊びを。
いけない、大人の遊びを・・・・・。