【 御主人様のお気に召すまま-141 】
「おじさま、色を混ぜると、色が変わるんです」
青と黄色を混ぜたら、何色になるでしょう。
サニー嬢の可愛いクイズに微笑んで、ちょっと考えてみる。
「ほら、イワン君。気持ちいい?」
「やめて、ゆるし、て・・・・・ああううあ・・・・」
ぢゅるぢゅると注入される青い色水。
何度も浣腸を繰り返され、脱水を起こさぬように点滴につながれ。
針の刺さった左腕を括りつけられたまま、四つん這いで泣き叫ぶしか出来ない。
苦しいけれど、何回もやってしまったけれど。
人の前で、お尻がら色水を噴くなんて出来ない。
泣きながら許してくださいとお願いしても、男は笑うばかりだった。
「はい、もう400ね」
「ふくっ、うく、ぅ・・・・・・」
ぽこりと膨らんだ腹。
腰が揺らぐ度にちゃぽんと中の水が混ざり動く。
でも、そう長く我慢できる刺激ではない。
しみるような痛みは激しい腹痛に変わり、冷や汗が伝って目の前がちかちかする。
我慢して震えていると、勢い良く噴き出した。
綺麗な・・・・・・
「分かった、緑でしょ?」
「正解です」
無邪気な少女は目の前のおじさまが頭の中で何を考えているか知らない。
彼女自身を穢すようなことは間違ってもないが、彼女の父の恋人を寝取る妄想ではある。
「じゃあ、白と赤。ヒントは、桃です」
「うーん・・・・・赤と白で、ヒントは桃かぁ・・・・・」
「はぁっ、はぁっ・・・・・あうっ!」
さっきから尻をぶたれている。
赤い色水をたっぷり浣腸して栓をされているのだ。
栓を飛ばして噴けと強要されているが、そんな恥知らずな行為が出来よう筈が無い。
大きなサファイアの指輪の宝石部分を填め込まれ、入口がずきずきする。
お腹はくるくるとなっていて、激しい痛みを訴えていた。
苦しさに唾を飲むと、また尻叩き。
「ああっ!!」
「はぁ・・・・強情だねぇ。知り合い直伝の尻叩きなんだけれど」
布団叩きを放り出し、セルバンテスはイワンの尻を掴んで広げた。
「ありゃ、すっかり気に入っておしゃぶりにしちゃってるじゃない」
含んで舐めるように動く指抜き部分。
腹の痛みにひくつく窄みは、しっかりと咥えこんでいた。
「カットは細かいけど、此処も敏感だし・・・・やっぱり痛いかなぁ?」
軽く引いても取れる気配が無いので、考え直して詰めてしまう。
びくんと強張ってもがく身体を押さえつけ、取りだした男根を扱いた。
「じゃあ、今度は白を混ぜようか」
「いやっ、いやだっ・・・・・あ、ああ・・・・!」
ずぶりと突き刺さるものは硬く熱い。
それが先端で指輪を奥へと押しやる。
恐ろしくて泣いても、男は気にも留めてくれない。
尻を振って嫌がっても、楽しそうに笑うばかり。
「やめて、やめ、やめてっ」
ず、ず、ず、ず、と奥まで犯され、指輪が奥に入り込む。
ぶる、と身体が震え、頭で望んでいるのと違う排出の快楽が襲ってくる。
「ふあ、あ・・・・・」
白い水たまりを作りながら、激しく揺さぶられて犯される。
ごろごろと転がる指輪と、不意に柔らかくなっていく男根。
熱くて感覚のないそこから引き抜かれ、指輪が飛び出した。
同時に、可愛い桃尻から、色水が。
「んー、ピンクかな?」
「正解ですっ、おじさまは何でも知っているんですね!」
可愛いサニ嬢に褒めてもらって嬉しそうな幻惑。
が、妄想が良すぎてちょっと勃起しそうなので、隣の盟友、即ち実父にパス。
娘の扱い方がいまいちつかめない盟友は黙って乗せているだけだ。
が、娘は邪魔しないようにしつつ話しかける。
「お父様、プレゼントがあるんです」
差し出されたのは、ぬりえ。
「大人のぬり絵と言うそうです」
・・・・大人のぬりえ。
一昔前の流行り物なんて知らないアルベルト、大人のぬり絵がハイレベルぬり絵という発想は無かった。
おとな之ふりかけ・・・・大人が食べてもうまし。
おとなのおもちゃ・・・・大人しか使ってはいけない玩具。
大人のぬりえ・・・・エッチなぬりえ?
発想の貧困な男の脳内展開は、素早い。
頁いっぱいの、可愛い姿。
最初の頁は、裸ワイシャツ。
割と簡単な肌を、綺麗に、丁寧に塗る。
絵心のあるアルベルトには造作もないが、やはりかなり気を使った。
気を使っても、矢張りオリジナルには勝てる様子が無い。
でも、そこそこいい感じに塗れたので、目や傷も塗ってしまう。
そして、全体を見つつ考える。
ワイシャツを何色にすべきか。
白もいい、だが自分の黒でもいい。
ストライプ・・・・いや、グレーも中々・・・・。
考えた末に、薄いグレー。
いつもと違う感じで、中々可愛い。
にょっと突き出した足も伸びやかで、見えそうで見えないのがまた良い。
ちょっと希望を持って覗き込んでも、平面だから何も見えないのが残念だ。
さて、暫く眺めたら次の頁。
今度は下着姿。
肌から塗っていき、さてぱんつをどうするか。
考えていたが、何だかこれはこれで興奮すると思い、軽く線を書き入れ。
白のブリーフ。
ちょっと笑いを誘うが、やっぱり可愛い。
咳払いをして、次の頁。
今度は、女性下着。
かぽかぽのブラを着け、お尻もちょっと余らせたままに無邪気な笑みで見上げてくるやや上からのアングル。
少し上級者向けだ。
伸ばされて可愛らしい手指から始め、肩紐も合わせて塗りつつ肌を。
布の部分は、まだ残しておく。
観察するが、ドット模様などは無い。
好きな模様で良いのだろう。
悩んだ末に、黒のボールペン。
繊細な作業が苦手な男が、本気で頑張った1時間。
総レースの下着。
それに軽く白を塗り重ね、最後はグレーを。
調整しつつ入れれば、透けレースパンティ!
うん、これは良い出来だ。
後で切り取って飾っておこう。
そして迎えた、最終頁。
座り込んでぽけっと見上げてくる従者。
勿論裸、ところどころに精子も付いた素敵さだ。
口の端にも飲み零した子種を垂らし、何も知らない瞳できょとんと見つめている。
気合を入れて、黒い瞳からスタート。
黒やグレー、灰墨を持ち替え、奮闘する事20分。
仕上がった瞳はリアリティ溢れる純粋な穢れ無さ。
そして、肌。
僅かに上気した桃色を混ぜつつ、精液の白にはごく少量の銀を混ぜてくすみと照りを出す。
うむ、これは良いオカズになりそうだ。
可愛い雄もピンク系や肌色を駆使して塗り込んで、頁をめくる。
が、おまけがある。
可愛い窄みを見せびらかした、小悪魔。
これは塗るしかない。
肌色を塗ってから、じっくりとピンクを塗りこめる。
ぐりぐり塗り重ねて良い色になって、完成っ!
「お父様?」
「・・・・・な、何だ」
妄想の世界から戻ってきたアルベルトは、慌てて返事をした。
表面上は変わらないが、内心かなり焦った。
「もうっ、エッチな事を考えていたんでしょうっ」
「・・・・・・い、いや・・・・・」
笑ってからかう娘に即否定できなかったが、気づかれはしなかったらしい。
「ほら、お父様の好きな」
『睡蓮』もあるんですよ。
内容に、大人のぬり絵の意味を悟る。
そして、とても。
がっかりした。
が、娘の贈り物を無下にも出来ないため、3日に1度ほどやっている。
何故かはわからないが、そうすると。
恋人がご褒美のように、その桃色に上気した身体に。
白い蜜をたっぷり、塗らせてくれる。
***後書***
幻惑おじさんと衝撃おじさまは盟友です。おつむのレベルもhey you!です(?)