【 童話パロ-008 】
あるところに3人の兄弟がおりました。
一番上は、樊瑞。
二番目は、セルバンテス。
末の子は、イワンと言います。
三人は孔明母さんの許を出て、独り立ち。
樊瑞は、符で簡単におうちを建てました。
セルバンテスは、毎日違う女の子の家にお泊り。
末のイワンはとても生真面目だったので、煉瓦でおうちを建てました。
二人の兄様が暇になったら一緒に暮らせるように、3人どころか4人で住んでも広いおうち。
すっかり綺麗に建てて、お掃除もして、必要なものを買い揃えて。
頑張った自分へのご褒美に、りんごを一個買いました。
少し暑くなってきたので、甘くてさっぱりした果汁がとても美味しい。
にこにこしているイワンに目をつけたのは、笑っている子も泣きだす仏頂面のおおかみさん。
近づいて言葉巧みに誘うのですが、しっかり者なのに人の良いイワンは、折角のりんごを狼にあげてしまいます。
きっとお腹がすいているのだと勘違いしてしまったのです。
勿論、狼はりんごよりもっと美味しそうな子豚を追いかけます。
そして、立派なおうちを発見。
侵入しようにも入口のガードが堅そうで、さあ困った。
取敢えず煙突から入り込み、まだ煤のついていない暖炉に着地。
子豚は眠そうな顔で本を読んでいて、全く気付いていません。
そろそろと近づいて、飛びかかる狼アルベルト。
服を引き裂けば驚き、肌を探れば泣きだしてしまう。
扱いに困っていると、ノックの音。
見れば、開け放たれたドアにもたれる古い盟友。
「まあまあ、待ちなって。イワン君は純情なんだから、そんなにがっついたら怖がるよ」
「知り合いか?」
「弟。末のね」
可愛いでしょ、と自慢げな男のさらに奥には、同僚。
三人揃って狼顔、子豚はどう考えたってこの場にたった一匹しかいない。
「3人で・・・・・どうかなぁ?」
「・・・・・・まぁ、良いだろう」
「相変わらず素直でないな・・・・・・」
セルバンテスが部屋に入り込み、樊瑞がドアをしっかり締めた。
イワンは茫然と兄二人を見上げている。
「にぃさま、何・・・・・・」
「今からねぇ、イワン君をいっぱいいっぱい愛するんだよ」
「ああ・・・・・・そうだ」
3人がかりで、4人皆が満足いくまで。
「ねぇ、嫌かな?」
「無理強いはせんが・・・・・?」
二人の大好きな兄様。
忙しい樊瑞兄様、帰ってこないセル兄様・・・・・二人が、構ってくれる・・・・。
「・・・・・嫌じゃ、ないです」
可愛い笑顔で手を伸ばす末弟に、苦笑しながら顔を見合わせ、セルバンテスがアルベルトを見遣る。
「どういう分担でいこうか」
「樊瑞、どうする」
「うむ・・・・」
話しあった結果、お口はおおかみさんに。
お尻は樊瑞兄様に。
初めてしゃぶって貰うのは、セル兄様に。
先ずはセルバンテスが可愛い乳首を吸ってみますが、敏感過ぎるイワンは痛いと泣いてしまいます。
そこで、身体中にキスをしながら、愛らしい雄を口に含みました。
すると激しく身悶えて、泣きながら我慢します。
にぃさまの口になんて出せないと泣くのには、3人苦笑。
随分可愛らしいと感心するおおかみさんに、兄二人は得意気です。
柔らかに、厭らしい舌使いで攻め立てると、口の中に甘い蜜が滴り始めます。
何度も飲み込み、もっと味の濃い蜜を求めて深く咥えるセルバンテスにぃさま。
先端をれろれろと舐めていると、イワンは可愛い泣き声を上げて達してしまいました。
「あ・・・・は・・・・・・」
「ん・・・・・濃い。美味しいけど、あんまり溜め込むと身体に悪いよ?」
「・・・・・・・・・・っ」
泣きだしてしまった末の弟に、三人は吃驚して顔を見合わせました。
顔は兎も角大変良い子ですから、お付き合いのお誘いだって引く手数多。
相手が居ないわけでないからそんなに傷つけてしまうとは思わなかったのです。
おろおろして宥め透かしていると、おおかみさんがよしよしして、樊瑞がやんわり話を引っ張ります。
すると、末の弟は可愛くもいじらしい事を。
にぃさま二人が大好きで、ずっと想っていたのです。
でも、初めて会ったおおかみさんも格好良くて、声が素敵で、話し方が好きで。
誰も相手にしてくれないと知っているから、三人とも想っているのです。
二人の兄は勿論末の弟が大好きですし、もっと言えばこの歪んだ欲望を純な弟に叩きつけるのが怖かったのです。
おおかみさんは、そんな可愛い事を言っている子豚にもう骨抜き。
三人、末の子豚に詰めよります。
「じゃあ、イワン君。私達が三人、君だけを愛するから」
「お前は儂ら三人を平等に深く愛せるか?」
「出来んと言ってもさせるがな」
「え・・・・・・・・・・・」
我儘なおじさま三人に、イワンは目を瞬かせて泣きそうな顔。
「本当に・・・・・夢みたい・・・・・」
「っ・・・・・・本当に33歳の男か?」
「勿論」
「ああ、保証する」
余りに可愛い子豚さん、三人で改めて頂きます。
仰向けのイワンに、樊瑞が舐め濡らした指を差し入れ、セルバンテスが雄を咥え。
アルベルトが口元に男根を差し出すと、イワンが不安そうに見上げてきます。
お尻は痛いけれど我慢できないほどではありません、おちんちんは気持ちが良いくらい。
でも、口に差し出されたこれは、どうしたらいいのでしょう。
恥ずかしいのを我慢して、口に入れます。
そして、目を閉じて、セルにぃさまのしてくれるように。
時折舌が止まるのさえ心地よく、アルベルトはご機嫌。
純な反応にセルバンテスもご機嫌、何とも良い具合を指で確かめて樊瑞もご機嫌。
イワンは、もう頭がぼーっとして、とろとろです。
お尻に差し入れられても、抵抗しません。
大きな男根に痛みはありますが、酸欠でくらくらしてよく分かりません。
気持ち良くて、口の中の汁が美味しくて、変な感じ。
されるがままでも厭らしく純な子豚さんに、三人の男はご満悦です。
んぐんぐと呻く顎を固定して喉の奥に突き込み、腰を掴んで深く咥えて差し入れ。
三点攻めに、子豚さんはもうくたくた。
ですが、約束通りに三人平等に、満足いくまで愛されて愛し、終わったのは翌日の昼間。
精子と汗にまみれてくたりと気を失う子豚さんを見つめ、三人はにやけます。
「今日はどうする?」
「ああ・・・・今日は手コキが良い」
「あ、いいね。私もそれが良い」
「儂は脚コキが良い」
「じゃ、決定!」
おおかみさん含め、三人の悪魔。
でもその優しい愛をくれる悪魔にめろめろの子豚さんは、幸せに幸せに。
末永く幸せに暮らしましたとさ。
***後書***
優しい愛と原始的な欲望は違うと教えるべきか悩む人もいると思いますが、3人と子豚さんは愛し合っています。